このように、生活道具に人間のような心や魂のようなものがあると考えるのは、日本の妖怪の原点のひとつです。年月を経て古くなった道具に目や手足が出来て、人間のようにひょうきんに動き回る姿は、付喪神(つくもがみ)と呼ばれて古くから親しまれてきました。母たちの心の中には、このどこか笑いを誘う日本の古い妖怪、付喪神の存在が染み込んでいたのかもしれません。

 

さてこの夏、当館では7月5日(火)から、この付喪神たちも登場する「大妖怪展 土偶から妖怪ウォッチまで」が始まりました。まずは、不思議なもの、怖いもの、可愛いものと、実に多彩な江戸時代の妖怪画をたっぷりご覧いただきます。そして時代を遡るかたちで、室町時代の絵巻や平安?鎌倉時代の地獄絵、さらには縄文時代の土偶の中に、妖怪の姿のルーツを探っていきます。それらの中には、国宝や重要文化財など貴重な美術品も含まれており、美術展としても十分楽しんでいただけると思います。そして展示の最後には、一気に現代に戻って、子ども達に人気の妖怪キャラクター「妖怪ウォッチ」が登場します。時代を越えて愛される妖怪というものを、改めて身近に感じていただければ幸いです。様々な楽しみ方ができる展覧会ですので、皆様お誘い合わせの上、是非ご来館ください。

 

 大妖怪展の画像? ?大妖怪展の様子

 




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